コロボック2は、コンスタンチン・チャイキンの童話に着想を得たWristmonシリーズに新たな喜びをもたらすモデルです。

初代コロボックの成功を受けて誕生した本作では、愛らしいロシアのキャラクター「コロボック」が再び命を吹き込まれ、ジョーカー・クラシックと並び、コレクションの常設モデルとして登場します。

CASE & MOVEMENT

コロボック2には、68時間のパワーリザーブを備えた高性能自動巻きムーブメント「La Joux-Perret G200」が搭載されています。
フルバランスブリッジ構造と、可変慣性を備えたフリースプラング・バランスにより、卓越した信頼性と高精度を実現しています。

時刻を“目”の回転で表示するジョーカー・インジケーションモジュールは、チャイキン・マニュファクチュールによって完全自社開発されたものです。

DIAL & DESIGN

ダイヤルには、コロボックのアイコニックな魅力がそのまま息づいています。ふっくらとした頬、にっこりとした笑顔、青い瞳、そしていたずらっぽい表情──そのキャラクター性が存分に表現されています。

何層にも重ねたラッカー仕上げにより、こんがり焼き上げたパンのような質感を再現。さらに、瞳部分にはグロス仕上げのニスを施すことで、命が吹き込まれたような奥行きと輝きが生まれています。

月齢表示を担う「口元」も新たにデザインされ、フレームのないオープンスマイルと新しい形の歯が加わり、時計自体が独自の個性を持つ存在へと進化しました。

DETAILS & SYMBOLISM

コロボック2は、「動き」と「冒険」という普遍的なテーマを映し出すタイムレスな物語を体現しています。
それはまるで『オデュッセイア』や『ピノキオ』といった世界的な古典に通じる旅路の物語。
チャイキン自身は、コロボックを「ロシア初のスマイリー」と表現しており、このキャラクターが現代の絵文字の先駆けとも言える存在であることを示唆しています。

仕上げとして、星形のリューズがさりげなくあしらわれており、細部にまで宿るチャイキンのこだわりを静かに物語ります。