VENUSは、Konstantin Chaykinが手がけるWristmonコレクションの中でも、最も詩的かつ造形的な完成度を誇るモデルです。
ローマ神話の女神ヴィーナス、そしてボッティチェリ《ヴィーナスの誕生》から着想を得たこの時計は、擬人化された時間表示というコンセプトを、ミニマルな美と高度な機構設計によって再構築しています。
本モデル最大の特徴は、ムーンフェイズ表示そのものが女神の“顔”として機能する点にあります。
ムーンフェイズディスクは通常のWristmonより大型化
29.5日で1回転する月齢表示
月影部分は深いブルーで表現
わずかな線のみで描かれた表情は、パブロ・ピカソを想起させる抽象的な美を湛えています。
時刻表示はWristmonの伝統に則り、左が「時」、右が「分」を示すツートーンインジケーターを採用。
ダイヤル全面は温かみのあるオレンジピンクのラッカー仕上げ。女神の顔はサファイアクリスタルの内側にプリントされ、髪は外周へと広がる波状のギヨシェパターンとして描かれています。
首元には、ペンダントのようにKonstantin Chaykinマニュファクチュールのロゴを配置しました。
VENUSのケース構造は、従来のWristmonとは異なります。
細身で滑らかなベゼル
立体的な装飾を排したミニマルデザイン
これは視認性を高めるだけでなく、ダイヤル上に描かれた女性像のプロポーションを崩さないための設計思想に基づいています。
また、ムーンフェイズ表示を“顔”として成立させるため、表示モジュールは全面的に再設計されました。
通常のWristmonに見られる補正用クラウンは廃され、操作は3時位置の単一クラウンのみ。ダイヤル全体の一体感と美しさを際立たせています。
VENUSには、自動巻キャリバー K.18-25 を搭載。
ベースムーブメントには、スイス・La Joux-Perret社製 G200 を採用しています。
このムーブメントは、
安定した精度
堅牢なテンプ構造
約68時間のパワーリザーブ
といった特長を備え、日常使用において高い信頼性を誇ります。
その上に、Konstantin Chaykinマニュファクチュールが完全自社開発した表示モジュールを組み合わせ、オート・オルロジュリーの基準に沿って仕上げられています。
VENUSは、Wristmon特有のキャラクター性を備えながらも、従来モデルよりエレガントで静かな存在感を放ちます。
ユーモアよりも詩性を、主張よりも余韻を楽しみたい方へ。
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